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2008年10月28日 (火)

■(76)ある理論①

 秋季リーグ戦、市民大会を終えて、我がチームもオフシーズンを迎えた。この間、練習の機会も少なくなる。従って、「なんちゃって日記」の話題もなかなか湧き出てこない。
 そんな「困った時の神頼み」といえば連載だ。連載は、どうしても冗長になりがちで、読むほうも疲れるし、眠くなってしまう。反面、眠れない夜の「睡眠薬」として読者の方々に役立つというメリットはあるのだ。
 な~んてこじつけ、へ理屈をつけて連載を開始する。

 今回から数回にわたって、「ある理論」を紹介する。どのくらいの長さになるか、全く予想がつかない。何しろ、450ページに及ぶ文庫本に書かれている内容だから先は長い。少なくとも、来年いっぱいは・・・、な~んていうのはウソ。数回で終えるつもりだ。
 例によって、我が輩が得意の「人のふんどし」で相撲をとっちゃうのだ。
 
 その理論とは、「マネーボール理論」と呼ばれているものだ。2004年にランダムハウス講談社文庫で訳書が出版された「マネーボール」という本が土台になっている。有名になったので、既に読んだ方もいるカモ。そういう方はカモなべでも食べて寝ててください。

 「マネーボール」というタイトルの本は、マイケル・ルイスというジャーナリストが、「メジャー球団のなかでもきわめて資金力の乏しいオークランド・アスレチックスが、なぜこんなに強いのか?」という疑問をいだいて書いたものだ。ニューヨーク・ヤンキースのような金満球団が、資金力にモノをいわせて、優秀な選手を片っ端から集めて強くなるというのなら分かる、けれど、なぜ貧乏球団が・・・、というのだ。
 この本が書かれた2002年のシーズン開幕時点で見た場合、ヤンキースの選手総年俸が1億2600万ドルなのに対し、アスレチックスのそれは4000万ドル以下だという。それでもシーズンの勝ち数が最上位クラスで、地区優勝を何度もしている。

 その秘密を解き明かすために、ゼネラルマネージャーのビリー・ビーンなどに密着して取材した内容が書かれている。
 簡単に言ってしまえば、「
アスレチックスがドラフトやトレードで獲得した選手の大半は、古い野球観のせいで過小評価されていたプレイヤー」ばかりだ。だから少ない金額で獲得できた。
 例えば、足が遅い=鈍足、太っちょだ=デブ、メジャーリーガーとしては小さい、肩が良くない、等々の欠点はあっても、ある評価基準をもって、その選手の獲得に動き出す。他チームが見向きもしない=見ようとしない点を評価するのだ。
 その欠点とされるものを持った選手も、シーズンで活躍するにつれ欠点が見えなくなってしまう場合がある。そうすると年俸も高くなり、他球団も欲しがる。結果、その選手をトレードに出し、またまた新たに見向きもされない選手の獲得に乗り出す。そして勝つ。

 ビリー・ビーンが注目するこの「ある評価基準」が、理論の根幹をなす。
 もしかすると、これまで野球を長くやってきた人は、その評価基準に納得しないかもしれない。それでも、資金がなくても勝ちつづけたという事実がある。
 
 次回から、この理論の内容紹介に入る。ソフトボールチームにも参考になる部分があるかも知れないが、選手経験がない私には分かりませ~ん。従って、責任はとれませ~ん。

 な~んちゃって!

 (※ご注意:この日記に書かれたことはあくまで個人の見解であり、チームの見解でないことをお断りします。また、書かれている内容の全てが正しいとは限らないことをご了解いただいた上でお読みください)

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