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2009年6月

2009年6月12日 (金)

■(93)ファールチップ

 いよいよ待望の梅雨に入った!
 「関東地方は6月10日に梅雨入りしたとみられる」と気象庁が発表した。
 「みられる」というところがミソだ。大分以前のことだが、気象庁が梅雨入りを宣言してからず~っと晴れの日が続き、あとで「今年はカラ梅雨だった」と宣言し、面目をつぶしたことがある。
 5月の土日は悪天候が続きソフトボールの練習・試合が中止のところが多かった。ということは多分、梅雨入りしたあとの土日は晴れた日が続くのではないか・・・と勝手に予想している雨邪鬼な、な~んちゃってなのだ。だから、「待望の」梅雨入りなのだ。
 な~んちゃっての予想など、「当るも八卦、当らぬのも八卦」といったところだが、バットに球が“当ったかどうか”は無視できない話だ。空振りと、ファールチップでは違う。
 そこで、今回の話題は「ファールチップ」。

 ファールチップとは、「バットにチップした打球が、打者の頭より高くなく、捕手のミット(グラブ)・手に直接触れて、地面につく前に捕手により正しく捕らえられることをいう」と、2009オフィシャル・ソフトボール・ルールに書いてある。
 実はお恥ずかしい話だが、子供の頃から野球など殆ど知らないし、プレイしていない私は、「ファールチップ」の定義など知らなかった。何しろ、終戦後に田舎に育った私どもガキは、山野をかけめぐって真っ黒になって遊ぶぐらいしか能がなかった。バット、ボール、グラブなどを持っているガキなど一人もいない!成人してから、周りで「長島!長島!」とあまりに言うので、「長島って、だれ?」と聞いたことがある。


 またまた、脱線しそうなので話を戻す。

 2ストライク後にファールチップとなったら三振である・・・ことなど選手の皆さんは十分ご存知だろう。もし、それを捕手が捕球できなかった場合は、ファールボールになり、ボールデッドだ。走者がいれば進塁はできない(アタリ前田のクラッカー)。「正しく捕らえられ」たらストライクとなる。ボールインプレイであり、走者は進塁できる・・・っていうようなことも私は知らなかった。
 ノーストライク、ワンストライクであれば、捕手に捕球されてもストライクで打撃が継続できる。頭より高ければファールフライとなり、捕球されればアウト・・・なんちゅうのは解説するまでもなくアタリマエダ。
 そんでもって、「打者の頭より高くなく」というところが微妙だが、ツーストライクの場合はファールチップであろうが、ファールボールであろうが、捕手に捕球されたらアウトだから同じじゃん・・・と思っていたら、これも違う点がある。そう、ファールチップなら立派な三振であり、記録上「K」がつく。名誉ある三振王に一歩近づくのだ。

 横道=バントをして「頭より高くない」打球を捕手が捕りにいったらファールチップかといえば、そうじゃない。「捕手が打球を捕りにいったのであるからファウルチップではない」ということで、これも立派なアウトだ。
 またまた横道=一塁に走者がいる場合。ノーストライク、ワンストライク後のファールチップを捕手は捕球できたが、一塁走者は速く盗塁阻止が微妙なので、わざと球を落としてボールデッドにして走者を一塁に戻す捕手・・・もいるかも!?

 それでは、ツーストライク後のファールチップ。通常ネット裏にいる記録員さんは「今のはファールチップで三振かどうか」を自分で判断して記帳するのかといえば、それは違う。あくまで、球審が判定するのだ。
 どうやって、「今のはファールチップだよ」と選手、観客、記録員に知らせるのか。
 「両手の指を伸ばし、身体の前方、胸の高さで、右手の手のひらを左手の甲に軽くふれてながらストライクのシグナルを示し、“ストライク”とコールする」とJSA発行の「2009年競技者必携」に書いてある。読むと何やらややこしいが、それほで難しくはない。
 皆さん、ソフトボールで球審がファールチップの時、このようなシグナルをしたのを見たことがありますか?
 実は、試合で球審がこのシグナルを発するのを私の短い審判経験でも2度ほどしか見たことがない。注意してみていないと分からないかも。もち自分でもやったことがない。では、これまで球審経験で一度もファールチップがなかったかと言えば、もちろんあった。その時は通常のストライクのシグナルしか出さなかった。
 今度、球審を行うときにファールチップであったら、このシグナルを出さなければならないのだ・・・。
 そんときは、皆さんちゃんと見ててよね!

 な~んちゃって。

(※ご注意:この日記に書かれたことはあくまで個人の見解であり、チームの見解でないことをお断りします。また、書かれている内容の全てが正しいとは限らないことをご了解いただいた上でお読みください)

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2009年6月 1日 (月)

■(92)雨天中止

 5月31日も雨天、グランド不良で「シニア大会」が流れた。これで予備日としていた2日がともに雨にたたられた。もはや、予備日は確保していないから、今年のシニア大会も途中で終ってしまった。2年連続である。
 今年の5月は平日は晴天が多く、土日は天候がくずれるというパターンが三週続いた。梅雨入りにはまだ間がある5月、我々は五月晴れに見放された。きっと、「どえりゃあ雨男」がいるはずだ。
 従って、全国十数名の読者のために「シニア大会二日目」の報告を書こうと張り切っていたが、あきらめざるを得ない。

 でも、転んでもただ起きない。この「雨天中止」を題材に日記を書くことにする。
 実は、私の少ない審判経験からすると、①「雨天中止」はまだいい。②多少の雨だが「試合を実施する」も、まだ許せる。最悪なのは③「試合日前日に大雨、当日朝になって晴れる」ような場合である。水はけの悪いグランドであったら、もう悲惨!

 上記の①~③をみて、「順序が全く逆じゃん」と思う方が多いであろう。そう、あなた方は真面目なプレイヤーなのです。
 真面目な選手からすれば、①は「折角、張り切っていたのに中止になって残念」、②は「雨模様だが、兎に角プレイができる」、③は「やっと晴れたか。ラッキー!」なのである。
 ところが、ふまじめな審判である私が考えることは全く逆な要素もあるのです。そう、もはやプレイヤーとしては試合に出れない「ふまじめ審判」が考えたことなのだ。その理由(言い訳)を以下に説明する。
 
 まず、①について。
 ここ1~2年、県の各種大会にかり出されることが多くなった。市協会に審判の割り当てがあるからだ。ほとんどが天台のスポーツセンターと近隣の高校で行われる。「今日は、どんな試合になるかなぁ」と胸を躍らせながら早朝の16号をひた走る。遅くとも、7時過ぎには会場につかなければならない。
 ところが、朝から雨の場合である。「やるのか、やらないのか」考えながらも、ともかく行かなければならない。通常、40名程度の審判が集結する。そこで、主催者が「中止」と判断すれば、そこで解散だ。残念とは思いながらも自然現象、仕方がないし、あきらめもつく。県では今年はすでに2度ほどこれを経験した。これは、市内大会、近隣地区の各種大会も同じだ。

 そして、②だ。
 「雲行きも怪しいし、小雨もぱらついてきた。でもグランド状態はいい」であるとか、「雨が降ってはいるが、今日を逃がすとこの大会を中止にせざるを得ない」など様々な理由で悪天候であるが試合を強行する場合がある。
 静岡で行われたある大きな大会に行ったことがある。大会初日はまずまずの天候で日程を順調にこなした。ところが、準決勝、決勝が行われる大会二日目は雲行きが怪しくなり、決勝戦は雨中で行われた。その時は、一度地面に触れれば球はどろんこに、ヒット、ファールでも球を交換する。さらに投手は雨に濡れて球がすべるのか、球審に何度も交換要求。
 何を隠そう!そのとき、ネット裏(屋根がある本格球場)で球を拭き、球審に届ける役目を担ったのが我が輩である。それこそ、一~二球投じるたびに球審にかけよる。投球がワンバウンドであれば最悪。ドロがべっとりつく。球を拭く役目は二人いたが、試合中、球拭き作業で試合など目に入らない。
 同様のことが、今年5月の一般社会人千葉県予選の決勝戦でもあったらしい(行った人から聞いた話)。雨でそれこそ一球ごとに球の交換要求。試合も二転三転したらしい。
 何も球拭きが大変、といっているのではない。こういうとき、球審も大変だが、雨に打たれながら立っている塁審も大変だ。雨中だからといって試合に集中しなければ選手に失礼だ。もちろん、選手も大変なのは当たり前だが・・・。

 そして、③である。
 昨年と一昨年、流山市で行われた東葛親善大会、千葉県エルデスト大会。ともに、あの上耕地グランドで行われた。両大会とも前日まで激しい雨だったが、大会当日は晴天となる。水はけのいいグランドだったら、まだいい。上耕地となると。どちらの大会もそれこそ朝4時過ぎからスコップ、クワ、スポンジ、バケツ、一輪車を駆使してグランド作り。長靴をはいて泥水につかりながら、泥水を汲み出す。大体、こういう時は、開会時間を数時間遅らす。だが、試合開始ごろは、全身どろまみれで腰痛となりクタクタ。
 こういう状況の大会が年に4~5回はある。そういえば、某市河川敷での某大会もひどかった。整備しなければならない面が一つや二つではなかった。だから車に長靴、汚れてもいい上下、手袋などを用意している。
 これで、無事試合を開始。プレイヤーははつらつと試合を行う。選手のみなさんにグランド作りにいかに苦労したかを考えて欲しいと言っているのではない。気持ちよくプレイしていただくのが審判の役目なのだ。
 ただ、そのようなときは家に帰るとバタン・キューである。かみさんの、「何よ、この汚れ方。洗う身にもなってよ!」という声も夢うつつ・・・。

 こう書いてくると、「審判はそんなこともやるのか!やはり審判を志すのはやめよう」と思う人もいるはずだ。でも、こう考えてほしい。「それほどまでしても、審判はおもしろいし、のめり込む・・・」と。
 なーんちゃって。

(※ご注意:この日記に書かれたことはあくまで個人の見解であり、チームの見解でないことをお断りします。また、書かれている内容の全てが正しいとは限らないことをご了解いただいた上でお読みください)

 

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