■(93)ファールチップ
いよいよ待望の梅雨に入った!
「関東地方は6月10日に梅雨入りしたとみられる」と気象庁が発表した。
「みられる」というところがミソだ。大分以前のことだが、気象庁が梅雨入りを宣言してからず~っと晴れの日が続き、あとで「今年はカラ梅雨だった」と宣言し、面目をつぶしたことがある。
5月の土日は悪天候が続きソフトボールの練習・試合が中止のところが多かった。ということは多分、梅雨入りしたあとの土日は晴れた日が続くのではないか・・・と勝手に予想している雨邪鬼な、な~んちゃってなのだ。だから、「待望の」梅雨入りなのだ。
な~んちゃっての予想など、「当るも八卦、当らぬのも八卦」といったところだが、バットに球が“当ったかどうか”は無視できない話だ。空振りと、ファールチップでは違う。
そこで、今回の話題は「ファールチップ」。
ファールチップとは、「バットにチップした打球が、打者の頭より高くなく、捕手のミット(グラブ)・手に直接触れて、地面につく前に捕手により正しく捕らえられることをいう」と、2009オフィシャル・ソフトボール・ルールに書いてある。
実はお恥ずかしい話だが、子供の頃から野球など殆ど知らないし、プレイしていない私は、「ファールチップ」の定義など知らなかった。何しろ、終戦後に田舎に育った私どもガキは、山野をかけめぐって真っ黒になって遊ぶぐらいしか能がなかった。バット、ボール、グラブなどを持っているガキなど一人もいない!成人してから、周りで「長島!長島!」とあまりに言うので、「長島って、だれ?」と聞いたことがある。
またまた、脱線しそうなので話を戻す。
2ストライク後にファールチップとなったら三振である・・・ことなど選手の皆さんは十分ご存知だろう。もし、それを捕手が捕球できなかった場合は、ファールボールになり、ボールデッドだ。走者がいれば進塁はできない(アタリ前田のクラッカー)。「正しく捕らえられ」たらストライクとなる。ボールインプレイであり、走者は進塁できる・・・っていうようなことも私は知らなかった。
ノーストライク、ワンストライクであれば、捕手に捕球されてもストライクで打撃が継続できる。頭より高ければファールフライとなり、捕球されればアウト・・・なんちゅうのは解説するまでもなくアタリマエダ。
そんでもって、「打者の頭より高くなく」というところが微妙だが、ツーストライクの場合はファールチップであろうが、ファールボールであろうが、捕手に捕球されたらアウトだから同じじゃん・・・と思っていたら、これも違う点がある。そう、ファールチップなら立派な三振であり、記録上「K」がつく。名誉ある三振王に一歩近づくのだ。
横道=バントをして「頭より高くない」打球を捕手が捕りにいったらファールチップかといえば、そうじゃない。「捕手が打球を捕りにいったのであるからファウルチップではない」ということで、これも立派なアウトだ。
またまた横道=一塁に走者がいる場合。ノーストライク、ワンストライク後のファールチップを捕手は捕球できたが、一塁走者は速く盗塁阻止が微妙なので、わざと球を落としてボールデッドにして走者を一塁に戻す捕手・・・もいるかも!?
それでは、ツーストライク後のファールチップ。通常ネット裏にいる記録員さんは「今のはファールチップで三振かどうか」を自分で判断して記帳するのかといえば、それは違う。あくまで、球審が判定するのだ。
どうやって、「今のはファールチップだよ」と選手、観客、記録員に知らせるのか。
「両手の指を伸ばし、身体の前方、胸の高さで、右手の手のひらを左手の甲に軽くふれてながらストライクのシグナルを示し、“ストライク”とコールする」とJSA発行の「2009年競技者必携」に書いてある。読むと何やらややこしいが、それほで難しくはない。
皆さん、ソフトボールで球審がファールチップの時、このようなシグナルをしたのを見たことがありますか?
実は、試合で球審がこのシグナルを発するのを私の短い審判経験でも2度ほどしか見たことがない。注意してみていないと分からないかも。もち自分でもやったことがない。では、これまで球審経験で一度もファールチップがなかったかと言えば、もちろんあった。その時は通常のストライクのシグナルしか出さなかった。
今度、球審を行うときにファールチップであったら、このシグナルを出さなければならないのだ・・・。
そんときは、皆さんちゃんと見ててよね!
な~んちゃって。
(※ご注意:この日記に書かれたことはあくまで個人の見解であり、チームの見解でないことをお断りします。また、書かれている内容の全てが正しいとは限らないことをご了解いただいた上でお読みください)

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